アジア株 上海株は9月上旬以来の高値 PPI伸び鈍化でスタグフレーションに対する警戒感和らぐ、今後も伸び鈍化続くとの見方
アジア株 上海株は9月上旬以来の高値 PPI伸び鈍化でスタグフレーションに対する警戒感和らぐ、今後も伸び鈍化続くとの見方
東京時間14:00現在
香港ハンセン指数 24199.72(+202.85 +0.85%)
中国上海総合指数 3675.04(+37.47 +1.03%)
台湾加権指数 17833.58(+1.16 +0.01%)
韓国総合株価指数 3008.56(+6.76 +0.23%)
豪ASX200指数 7394.60(-10.84 -0.15%)
インドSENSEX30種 58449.93(-199.75 -0.34%)
アジア株はまちまち。
上海株は1.03%高、9月上旬以来の高値をつけている。きょう発表された物価統計の内容が好感されているもよう。中国11月の消費者物価指数は+2.3%と、昨年8月以来となる大きな伸びを記録した。生産者物価指数は+12.9%と依然として2ケタ台の大きな伸びとなったものの、1995年以来の高水準を記録した前月の+13.5%から伸びが鈍化。景気減速にインフレ加速が加わったスタグフレーションに対する警戒感が和らいでいる。国内の電力不足と商品価格高騰に対する中国政府の取り組みの効果が表れたとして、専門家らは生産者物価指数の伸びは今後も鈍化が続くと予想している。
一方で、欧米諸国との関係悪化は懸念されている。米下院が8日、ウイグル強制労働防止法案を可決したほか、米国、英国、豪州に続きカナダも北京五輪の「外交的ボイコット」を表明した。
豪州株は下げに転じている。前日に約3週間ぶり高値をつけたことから、利益確定の売りに押されている。エネルギーやハイテク、消費者サービス関連が下落している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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