オミクロン警戒に朝方はドル安も、その後値を戻す=東京為替概況
オミクロン警戒に朝方はドル安も、その後値を戻す=東京為替概況
前日の海外市場でオミクロン株警戒もあり一時112円70銭前後まで値を落としたドル円。その後113円台前半に値を戻し、東京朝は113円10銭前後でスタート。今晩の米雇用統計に対する期待感から、ドル売りに対する調整が入る展開で、いったん113円20銭台を付けるなどの動きが見られたが、米NY州で初めてオミクロン株の感染者が確認されたとの報道がドル売りを誘い、ドル円は113円割れの場面も。112円90銭台まで下落後、113円20銭台を回復も、ロスアンゼルス群やハワイ州でも感染が確認されて再び値を落とすなど、午前中はオミクロン株警戒でやや神経質な動き。
午後に入ると若干ドル買い円売りが優勢に。目立った新規材料が出たわけではなく、今晩の米雇用統計に対する期待感などがドル売りポジションの調整を誘う展開に。もっとも113円20銭台までの上昇にとどまるなど、上値も重く、様子見ムード。
昨日の海外市場で1.1350手前から1.13割れとなったユーロドルは、1.13を挟んでのもみ合い。1.1291前後までとNY午後の安値を下回る動きも、大きな方向性にはつながらず、雇用統計待ちに。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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