イラン紛争にらみながらの展開続く=東京為替概況
イラン紛争にらみながらの展開続く=東京為替概況
イラン紛争をにらんだ展開が続いている。週末にイランメディアが、亡くなったハメネイ師の後継として、次男で対米保守強硬派のモジタバ師が最高指導者に選出されたと報じた。これにより、イランの対米・イスラエルへの強硬姿勢の高まりと、紛争長期化への懸念が広がっている。ドル円は先週末に158.09円を付けた後、値を落として157.70円台で先週の取引を終えていたが、週明けは158.00円前後でスタートした。早朝に157.91円を付ける場面もあったが、その後は158円台にしっかり乗せ、午前中に158.70円台まで上昇。午後に入ると円売りの動きが加速し、158.90円まで上値を伸ばした。
その後、G7が緊急石油備蓄の放出について協議していると報じられ、先週末の90.90ドルから一時119.48ドルまで急騰していたNY原油先物が100ドル前後まで反落。これに伴いドル安が強まり、ドル円は158.30円台まで押し戻されている。
ユーロドルも午前中はドル高が優勢となった。先週末の1.1610ドル台から1.1560ドル前後まで下げてスタートすると、有事のドル買いを受けて昼前に1.1507ドルを付けた。1.15ドルの大台を何とか維持し、同値圏でもみ合った後、原油高の一服に伴うドル売りにより1.1572ドルまで反発し、朝方の水準を超えて上昇している。
ポンドドルも同様の動きとなった。先週末の1.3410ドル前後から、週明けは1.3340ドル台で取引をスタート。午前中にドルの全面高を受けて1.3283ドルまで下落したが、安値圏でのもみ合いを経て、その後のドル安局面で1.3340ドル前後まで値を戻した。
ユーロ円はドル主導の展開でやや不安定な動きとなった。先週末を183.30円前後で終えると、週明けは対ドルでのユーロ売りに押され182.60円台でスタート。朝方に182.41円を付けたが、ドル円の上昇に連れて反発した。午後に入ると円安が優勢となり、183.32円と先週末の終値付近まで上昇。先週金曜日の高値183.38円に迫る動きを見せている。
ポンド円は、先週末を211.60円台で終えた後、週明けは対ドルでのポンド売りに押され210.70円台でスタートした。朝方に210.61円を付けた後、午後の円安局面で211.39円まで反発している。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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