ダラー・ツリーが決算受け下落 １株利益の見通しが予想下回る＝米国株個別

　ディスカウントストアのダラー・ツリー＜DLTR＞が下落。取引開始前に５－７月期決算（第２四半期）を発表しており、１株利益は予想を上回ったものの、既存店売上高が予想外の減収となった。ガイダンスも公表しており、第３四半期、通期とも１株利益の見通しが予想を下回ったほか、通期の売上高見通しが予想を下回っている。今回の決算を受けてアナリストは、「同社は輸送コストの逆風にさらされている中で、１株利益のガイダンスはかなり脆弱」と言及した。また、同業のダラー・ゼネラル＜DG＞も決算を発表しており、株価は軟調な反応が見られている。

（５－７月・第２四半期）
・既存店売上高：-1.2％（予想：0.25％）
　　ファミリーダラー：-2.1％（予想：-2.3％）
　　ダラーツリー：-0.2％（予想：2.5％）
・1株利益：1.23ドル（予想：1.01ドル）
・売上高：63.4億ドル（予想：64.5億ドル）
・粗利益率（調整後）：29.4％（予想：29.2％）
・店舗数：1万5865店

（８－１０月・第３四半期見通し）
・1株利益：0.88～0.98ドル（予想：1.26ドル）
・売上高：64.0～65.2億ドル（予想：64.3億ドル）

（通期見通し）
・1株利益：5.40～5.60ドル（予想：6.03ドル）
・売上高：261.9～264.4億ドル（予想：264.1億ドル）

（NY時間10:20）
ダラー・ツリー＜DLTR＞　95.97（-10.36　-9.74%）
ダラー・ゼネラル＜DG＞　220.21（-14.53　-6.19%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美