アプライドが半導体ブームによる堅調維持を示唆 株価は小動き=米国株個別
半導体製造装置のアプライド・マテリアルズ<AMAT>が前日引け後に5-7月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。第4四半期のガイダンスも公表しており、予想を上回る見通しを示し、半導体ブームが堅調を維持することを示唆した。
前例のない旺盛な需要が半導体不足をもたらしており、半導体メーカー各社による生産能力拡大が同社の受注増につながっている。同社のディッカーソンCEOは「経済が自動化などへの依存度を高める動きは続く。毎四半期の売上高急増はないだろうが、長期的な成長が続くと確信している。来年にかけて力強さが見られるだろう」と述べた。
ただ、株価は小動きに留まっている。
(5-7月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.90ドル(予想:1.77ドル)
・売上高:62億ドル(予想:59.4億ドル)
半導体システム:44.5億ドル(予想:42.6億ドル)
グローバルサービス:12.9億ドル(予想:12.3億ドル)
ディスプレイ・周辺機器:4.31億ドル(予想:4.15億ドル)
・粗利益率(調整後):48.0%(予想:47.7%)
(8-10月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.87~2.01ドル(予想:1.81ドル)
・売上高:60.8~65.8億ドル(予想:60.4億ドル)
(NY時間09:41)
アプライド<AMAT> 128.72(-0.48 -0.37%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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