ポンドドルのリバウンドの流れ形成は何とも言えない状況=NY為替
きょうのポンドドルは戻り売りが優勢となっており、1.37ドル台前半まで一時下落した。前日はローソク足が200日線の上に出たことから、リバウンドの流れが形成されるか期待されたが、いまのところ何とも言えない状況のようだ。本日の200日線は1.3725ドル付近に来ている。
やはり、北アイルランド議定書を巡る英国とEUの貿易摩擦が高まっていることと、ジョンソン英首相が取った感染再拡大の中での規制解除の2つがポンドに影を落としている模様。
英国ではワクチン接種が進んでおり、ジョンソン首相は規制を解除しても集団免疫を実現できると踏んでいるようだ。ただ、免疫学者の間では、首相の戦略の結果が判明するのは早くても8月後半と見られており、それまで証拠がない状態がしばらく続く。これは短期的にポンド買いの意欲を削ぐ可能性があるという。
GBP/USD 1.3753 GBP/JPY 152.03 EUR/GBP 0.8552
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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