エヌビディアが逆行高 値ごろ感からの買い アナリストが目標株価を880ドルに引き上げ=米国株個別
きょうの米株式市場は世界各国でデルタ株の感染が再拡大する中で景気回復ペース鈍化への懸念から、ほぼ全面安の展開が見られている。ただ、半導体関連株の下げを強める中で、エヌビディア<NVDA>が逆行高となっている。寄り付きは下げて始まり、714ドル台まで下落したものの、押し目買いが活発に入っているようだ。先週末までの4日続落で値ごろ感も指摘されている。
また、アナリストの投資判断も伝わっており、目標株価を880ドルに引き上げていた。先週末終値から21%高い水準。ハイパースケールにおけるオペレーターやスタートアップ企業が、まだまだ期待に届かない中で、同社はデータセンターのAIプロセッサ市場をほぼ独占しているという。同社にはそのチップでの優位性をソフトウェアの売上高に変換する機会が存在すると思われ、その企業向けAIインフラにおけるアドレス可能な市場規模は900億ドルが見込まれるという。
(NY時間11:20)
エヌビディア<NVDA> 756.69(+30.25 +4.16%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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