【本日の見通し】ドル円は110円近辺か、それを下回る水準でのもみ合いか
14日に続いて、15日にも米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の議会証言が行われた。発言内容はおおむね前日と似たような内容となり、それほど目新しい内容はなかった。
量的緩和の縮小(テーパリング)など、金融引き締めに関して慎重姿勢を示したことで、ドル円は上値を抑えられやすい展開となった。ドル円は110円近辺では上値を抑えられやすくなった。
今日はこの流れを引き継いで、ドル円は110円近辺か、それを下回る水準でのもみ合いとなりそうだ。
ユーロドルは1.18台半ばでは伸び悩みを見せており、上値は抑えられやすくなっている。ただ、下値は堅く、1.18ドル台前半を中心とするもみ合いが見込まれる。
今日の経済指標やイベントとしては、日銀金融政策決定会合の結果発表、黒田日銀総裁の記者会見、ユーロ圏6月消費者物価指数確報値、米6月小売売上高、米7月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値などがある。
日銀金融政策決定会合の結果発表では金融政策に変更はない見通し。気候変動対応融資を支援する新たな資金供給制度の骨子を公表するとみられている。ただ、市場への影響は限定的となりそうだ。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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