ドルが本来の要因との関係に回帰=NY為替
ドルは本来の要因との関係に回帰しているとの指摘がストラテジストから出ている。ドルは過去1年間の一時的な乖離を経て、再び歴史的に主要な要因と通常の関係に戻りつつあるという。
ドルは2024年末から2025年初めにかけて過大評価されていたが、2025年第2四半期から第3四半期初めにかけては過小評価の状態に転じ、現在はほぼ中立的な水準にある。この振れは、当初は関税がドルを押し上げるとの期待で上昇した後、トランプ大統領が4月に包括的な関税を発動したことによる不確実性の高まりで一時的に混乱し、その後年後半にかけて正常化したことを反映している。
同ストラテジストはまた、ドルの過小評価が解消しつつある現状は通貨にとってポジティブ要因だとも指摘している。
USD/JPY 154.01 EUR/USD 1.1559 GBP/USD 1.3178
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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