ポンドドル、21日線はテクニカル的に抵抗感も インフレ上昇はは持続するとの見方も=NY為替
きょうはドル売りが優勢となるなかでポンドドルは買い戻しの動きが出ており、一時1.38ドル台後半まで上昇する場面がみられた。ただ、本日の21日線が1.3865ドル付近に来ており、その水準は上値抵抗となっている模様。21日線は下向きのカーブを描いていることもあって、テクニカル的には抵抗感も強そうだ。
インフレ上昇は一時的との見方が市場のコンセンサスとなっているが、一部からは持続するとの見方も出ている。人口の高齢化や商品貿易の継続的な非グローバル化、そして、財政活動などの構造的要因が、英国のインフレ力学を強化するという。2020年代半ばまでにコアインフレは2.5%から3%の範囲が維持され、見通しへのリスクは上向きに傾くと予測している。
英中銀とFRBの目標をやや上回る持続的なインフレの長期化を考慮すると、予想よりも強い短期的なインフレの衝動は持続的な傾向に変わる可能性があるという。持続的な高インフレのすべては初期段階では一時的に見えることは歴史が証明しているという。
GBP/USD 1.3856 GBP/JPY 152.41 EUR/GBP 0.8542
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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