ディディがIPO価格下回る 中国当局が今度は上場企業データ管理の監視強化=米国株個別
中国で配車サービスなどモビリティー業界に技術を提供しているディディ(滴滴)グローバル<DIDI>が、きょうも大幅安。11ドル台半ばまで下落し、IPO価格を下回っている。同社は先週30日にNY証券取引所に上場し、中国企業の米IPOでは過去2番目の規模となった。
先週は中国当局がサイバーセキュリティーに関して同社の調査に着手したことが嫌気されていたが、本日は中国当局が、上場企業のデータ管理に対する調査を強化すると表明したことが嫌気されている。国外で上場している企業への監視を強化すると声明で発表。国外上場についても規制を見直すとしたが、詳細については言及していない。
なお、中国当局はIPOについて、3カ月前に延期するよう要請していたとも伝わっていた。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。
(NY時間10:31)
ディディ 11.89(-3.64 -23.44%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。