ドル円はじり安、ロックダウン拡大で豪ドルは上値が重い=東京為替前場概況
東京外為市場、ドル円は110.65円付近までじり安となっている。プラスでスタートした日経平均株価のマイナス転換を受けた円高に加えて、月末週で本邦輸出企業による実需のドル売りが観測されているもよう。
ユーロ円が131.94円付近までじり安、ポンド円も一時153.60円付近まで弱含み、欧州通貨の上値が重い。メルケル独首相が英国から欧州連合(EU)に入るすべての旅行者を禁止したいと意向であると伝えられており、嫌気するムードもあるもよう。
豪ドルはやや上値が重く、豪ドル円は83.86円付近まで、豪ドル/ドルは0.7573ドル付近まで軟化。豪州最大の都市シドニーで増加している新型コロナウイルスの新規感染者が地方都市にも広がり、ロックダウン(都市封鎖)の拡大が伝えられており、豪ドル売りにつながっているようだ。
日経平均株価は3営業日ぶりに反落。前引けでは前営業日比81.25円安の2万8984.93円となった。
午前11時30分現在では、ドル円は1ドル=110.68円、ユーロドルは1ユーロ=1.1924ドル、ユーロ円は1ユーロ=131.98円、ポンド円は1ポンド=153.62円、豪ドル円は1豪ドル=83.94円、NZドル円は1NZドル=78.23円、スイス円は1スイスフラン=120.48円、カナダ円は1カナダドル=89.92円付近で推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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