東京株式(寄り付き)=反落スタート、米株安受け売り優勢
31日の東京株式市場は売り優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は前営業日比154円安の2万9278円と反落。
前日の米国株市場ではNYダウなど主要株価指数が総じて軟調な展開となった。バイデン米政権が31日に発表するインフラ投資を軸とした新たな大型経済対策に対する期待感は強いものの、景気回復への思惑と比例する形で米長期金利が上昇、米10年債利回りが一時1.77%まで急上昇したことは警戒材料となっている。これを受け東京市場も目先利益確定の動きを誘発した。ただ、日米金利差拡大を背景に外国為替市場ではドルが買われており、足もと1ドル=110円台に入るなど急速に円安に振れていることは輸出セクターに追い風として意識される。取引時間中はアジア株市場の動向や米株価指数先物の動きを横にらみに不安定な動きとなることも予想される。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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