ドル円一時106円69銭まで、その後106円台半ばがしっかりで、ドル高基調継続=NY為替概況
26日のNY市場はドル高が優勢な展開となった。NY朝方の米債利回り上昇がきっかけとなり、ドル円は直近高値を超える106円69銭まで。米10年債利回りは、25日に1.61%を付けた後、1.45%前後がしっかりとしており、そこから下がらなくなったことで、NY市場でいったん上昇する格好に。
106円69銭を付けた後は、106円台半ばがしっかりとしており、NY午後から夕方にかけて米債利回りが低下する局面でもドル円はしっかりとなった。ダウ平均が朝方に大きく下げた後いったん戻し、夕方にかけて再び下げたことで、リスク警戒のドル買いが入った面も。
ロンドン市場でのドル高局面で1.21割れを付けた後、1.20台での売りに慎重姿勢が見られたこともあり、NY午前中はユーロドルはしっかり。1.2141を付ける場面が見られた。もっともその後はドル高基調に押される形で値をおつぉい、1.21をしっかり割り込むと、夕方にかけての株安を受けたリスク警戒のドル買いもあって1.2060台まで値を落とす展開に。
ユーロ円はドル円の上昇、ユーロドルの上昇両面から上値をトライし、NY昼頃に129円39銭まで。その後は売りが入る展開となり128円50銭台まで大きめの調整が入っている。
ポンドドルはそれほどの下げを見せず。ロンドン市場で1.39割れを付けた後、NY昼ごろにかけて1.3987までポンド高ドル安が進行。その後ドル高基調が続く中で上値を抑える格好となったが、押し目は1.3920前後までと限定的で、上昇基調が継続。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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