ドル買い優勢、株式市場に調整圧力が継続=ロンドン為替概況

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ドル買い優勢、株式市場に調整圧力が継続=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドル買いの動きが優勢。前日の米株大幅安を受けて、今日の欧州株も売りに押されている。米株先物は時間外取引で下げ渋っているが、反発力は限定的。米10年債利回りは1.45%台まで一時低下した。そのなかで、為替市場ではリスク警戒的なドル高・円高が優勢。ユーロドルは1.21台半ばから1.21台割れへ、ポンドドルは1.39台半ばから1.39割れまで一時下落。豪ドル/ドルは0.78台割れに。クロス円では豪ドル円が82円台半ばへと安値を広げる一方、ユーロ円は128円台後半、ポンド円は147円台半ば割れまで下落したあとは値動きが一服した。ECB当局者からは追加緩和の余地が指摘されており、YCC導入には否定的な声がある一方で、追加利下げの余地があるとの見方も示された。英中銀当局者からは中銀がインフレに慣れてしまうリスクもあり、ポンドが下げ渋る場面があった。

 ドル円は106円台前半での取引。ロンドン市場ではリスク回避のドル買い圧力が勝り、106円近辺から一時106.52レベルまで高値を伸ばした。前日の米株の大幅安を受けて、きょうの東京・アジア株が崩れたほか、欧州株も売りに押されている。米株先物は反動の動きがみられているが、反発力は限定的。米10年債利回りは1.45%台まで低下したあとは値動き一服となっている。

 ユーロドルは1.21近辺での取引。リスク警戒のドル買いに押されて、1.21台半ばから1.2093レベルまで下押しされている。ユーロ円は129円台割れ、一時128.64レベルまで下落。その後、欧州株がやや下げ渋りとなる局面で129円台を回復も、再び128.70近辺へと下押しされている。ECB当局者らのハト派発言に反応した面もあったようだ。レーンECBチーフエコノミストは、YCC導入には否定的だったが、さらなるショックあればECBには間違いなく対応手段あると述べた。シュナーベル理事は、イールド動向が成長を害するならば、ECBは追加措置講じること必要に、ECBは依然として利下げを行う幾分かの余地がある、とした。

 ポンドドルは1.39近辺での取引。リスク警戒のドル買いに上値を抑えられており、1.39台後半から一時1.39台割れまで下落した。ホールデン英中銀委員が、英国のインフレ上昇は予想を上回る見込み、英中銀がインフレに慣れてしまうリスクある、などと述べたことで一時ポンド買いの反応がみられたが、上値は重かった。ポンド円は序盤に147.40近辺まで安値を広げた。その後は148.50付近まで反発も、足元では148円挟みでの取引に落ち着いている。ユーロポンドは朝方に0.8730近辺まで上昇したが、その後は0.87台割れまで反落。ポンド売りは一服している。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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執筆者 : MINKABU PRESS

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