一時のドル売りからユーロ売りドル買いの流れに=ロンドン為替概況
朝方はドル売りの動きが全般に優勢となり、ドル円が104円36銭前後から104円22銭まで。ユーロドルが直近高値を更新して1.1940前後までユーロ高ドル安が進む展開となった。
上昇した始まった欧州株が下げに転じたことなどから、その後は欧州通貨売りの動きが優勢となった。ユーロドルは節目の1.19を割りこむところまで値を落とす展開に。この後米感謝祭で取引参加者が減少するとみられる中で、ポジション調整の動きが強また。
東京午前に続いてロンドン朝も1.3397前後までと1.34手前を付けたポンドドルは1.3340台まで下落。スナク英財務相が英国とEUとの自由貿易協定の協議について、合意のためにいかなる犠牲も払うということはすべきでないと発言。アイルランド外相が協議は非常に難しい局面と発言するなど、大詰めを迎える協議の合意について不透明感が出ていることもポンド売りにつながった。
ユーロ円がロンドン朝の124円57銭前後から124円を割り込むところまで売り込まれるなど、欧州通貨は対円でも下落。ポンド円は139円80銭手前から139円10銭前後まで値を落としている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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