ダウ平均は続落 米追加対策の早期合意への期待が後退＝米国株前半

NY株式14日（NY時間12:28）
ダウ平均　　　28514.36（-165.45　-0.57%）
ナスダック　　　11733.66（-130.24　-1.10%）
CME日経平均先物　23565（大証終比：-25　-0.11%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は続落。序盤は前日の下げからの買い戻しも入り反発して始まったものの、上値も重い中で次第に売りが強まり、下げ幅を広げる動きが見られている。米追加経済対策への協議が難航する中、きょうもムニューシン米財務長官とペロシ下院議長は電話で協議を行ったようだ。明日も実施するという。ただ、ムニューシン米財務長官が「包括的な景気対策取りまとめに依然努力はしているものの、大統領選前に何か成し遂げるのは難しい」との発言も聞かれ、市場は早期合意への期待感を後退させているようだ。

　きょうも大手銀の決算が発表され、ゴールドマンは好調な決算を発表したものの、バンカメとウェルズ・ファーゴは冴えない内容となっていた。最新の見通しではＳ＆Ｐ５００企業の純利益は１８．９％の減益が見込まれており、従来からは上方修正されている。ただ、市場からは、第２四半期は予想が極端に弱かった分、ポジティブ・サプライズが多かったが、今回は第２四半期よりは予想が強めであることから、第２四半期ほどのポジティブ・サプライズはないとの見方も出ている。しかし、全体的には楽観的なようだ。

　エネルギーや産業は上昇している一方、ＩＴ・ハイテク株に戻り売りが強まっており、全体を圧迫している。銀行株はまちまち。

アルファベット（C）　1554.66（-17.02　-1.08%）
フェイスブック　272.54（-3.61　-1.31%）
ネットフリックス　548.72（-5.37　-0.97%）
テスラ　458.09（+11.44　+2.56%）
アマゾン　3352.00（-91.63　-2.66%）
エヌビディア　560.43（-9.50　-1.67%）
ツイッター　45.77（-1.24　-2.63%）

ダウ採用銘柄
Ｊ＆Ｊ　148.45（+0.09　+0.06%）
Ｐ＆Ｇ　143.52（-0.69　-0.48%）
ダウ・インク　48.83（+0.95　+1.96%）
ボーイング　163.96（+1.82　+1.09%）　
キャタピラー　 163.30（+1.18　+0.73%）　
ハネウェル　 173.00（+1.45　+0.83%）　
ビザ　201.49（-2.83　-1.37%）　
ナイキ　127.23（-1.97　-1.52%）
ウォルグリーン　35.83（-0.34　-0.92%）　
３Ｍ　168.51（+1.88　+1.11%）　
セールスフォース　 259.46（-7.37　-2.76%）　
シェブロン　74.24（+0.84　+1.13%）　
コカコーラ　49.84（-0.38　-0.74%）　
ディズニー　126.44（-2.52　-2.02%）　
マクドナルド　227.81（+0.46　+0.20%）　
ウォルマート　144.03（-2.20　-1.53%）
ホームデポ　285.77（-4.59　-1.60%）
JPモルガン　101.03（+0.25　+0.24%）
トラベラーズ　 112.99（+0.10　+0.09%）
ゴールドマン　 212.30（+1.49　+0.70%）
アメックス　105.48（+0.47　+0.44%）　
ユナイテッドヘルス　322.34（-9.09　-2.75%）
ＩＢＭ　126.15（+1.05　+0.83%）
アップル　 120.12（-0.98　-0.79%）
ベライゾン　58.77（-0.60　-1.00%）
マイクロソフト　 219.98（-2.88　-1.30%）
インテル　53.65（-0.18　-0.33%）
アムジェン　238.45（-1.03　-0.43%）
メルク　80.29（-0.42　-0.52%）
シスコシステムズ　40.10（+0.29　+0.72%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美