続伸、米大統領がウクライナ情勢について声明を発表へ=NY原油概況
NY原油先物10月限(WTI)(終値)
1バレル=64.60(+0.45 +0.70%)
メルツ独首相が「プーチン大統領とゼレンスキー大統領の会談はもう実現しないだろう」との見通しを示したことが買い手がかり。ロシアとウクライナはドローンやミサイルによる攻撃を強めており、今月の米ロ首脳会談に高まったウクライナ和平期待は消失した。プーチン・ゼレンスキー会談を実施するような雰囲気ではなくなっている。トランプ米大統領はウクライナとロシアの交戦に不満で、米ホワイトハウスが現地時間の28日遅くに現状についてトランプ米大統領が声明を発表すると明らかにしたことも相場を上方向に刺激した。
時間外取引で10月限は軟調。通常取引開始を控えて下げ幅を縮小すると一時64.18ドルまで小幅にプラス転換する場面はあったが、通常取引開始後は再び売りに押された。通常取引前半には63.35ドルまで下落。ただ、その後は買いが強まり64.70ドルまで上げ、プラス圏を維持して引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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