【これからの見通し】月末や週後半イベント控えて、調整含みの週明けに
【これからの見通し】月末や週後半イベント控えて、調整含みの週明けに
今週は月末を挟む週。また、週後半には米雇用統計、中国国慶節休場のスタートなどとなり、週前半の相場は調整含みとなりそうだ。先週末に米株の下落が一服したことで、足元の東京・アジア市場ではドル高の動きに調整が入っている。
ドル円は105円台前半へと小安く推移、ユーロドルは1.16台前半で下げ渋り。ただ、先週のドル高の流れを覆すほどの値動きとはなっていない。日経平均や中国株などが堅調なスタートとなっているが、リスク選好ムードとも言いにくい。各国の新型コロナ拡大の動きは続いている。
この後の海外市場では、欧州株や米株の反発力を観測しながら、ドル高に対する調整の動きがどの程度余力があるのかを見極めたいところだ。
経済指標の発表は、南アフリカ生産者物価指数(8月)が予定されている程度で、材料難となる。金融当局者の発言予定はそれなりに多い。シュナーベルECB理事、ラガルドECB総裁、ベイリー英中銀総裁、メスター・クリーブランド連銀総裁などのイベント参加が予定されている。
米大統領選に関連したニュースが活発になっており、トランプ米大統領などの発言報道が材料視される場面もありそうだ。週末の報道では米NT紙がトランプ大統領が10年間所得を納めていないと報じ、大統領側はフェイクニュースだ!と反論した経緯があった。米株動向とともに注意したいところ。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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