アジア株は下落、米中対立激化を懸念 香港ネクストデジタルは45%高、創業者が保釈される
アジア株は下落、米中対立激化を懸念 香港ネクストデジタルは45%高、創業者が保釈される
東京時間11:02現在
香港ハンセン指数 24809.24(-81.44 -0.33%)
中国上海総合指数 3319.01(-21.28 -0.63%)
台湾加権指数 12646.59(-133.60 -1.04%)
韓国総合株価指数 2415.12(-3.55 -0.15%)
豪ASX200指数 6120.70(-17.95 -0.29%)
NZSX浮動株50トータルリターン 11487.14(-158.17 -1.36%)
アジア株は総じて下落、米中対立激化や前日の米株安を嫌気しているもよう。
きのうの米株価指数は、米景気対策の交渉が行き詰まっていることから、ダウ平均は引けにかけて急速に上げ幅を縮小、マイナスに転じて取引を終えた。ナスダック指数も利益確定の売りに押され、1.7%安と3日続落して取引を終えた。
米中対立激化懸念は高まっている。先日、中国政府に批判的な香港メディア壱伝媒(ネクストデジタル)の創業者である黎智英(ジミー・ライ)氏と、香港民主派団体の香港衆志(デモシスト)の創設メンバーの周庭(アグネス・チョウ)氏が国家安全維持法に違反した容疑で逮捕された。これを受け、ポンペオ米国務長官は「中国共産党は香港の自由を骨抜きにしている。人権侵害だ」と中国を強く非難している。なお、黎智英(ジミー・ライ)氏と周庭(アグネス・チョウ)氏はきのう深夜に保釈された。
一部報道によると、中国の習近平指導部は、中国版LINEと呼ばれるテンセントの微信(ウィーチャット)を使った国民の統制を強化しているもよう。中国共産党に不都合な投稿をすればアカウントが閉鎖されるほか、中国当局による拘束などの制裁が科せられるもよう。
香港市場ではメディアの壱伝媒(ネクストデジタル)が45%高と続伸。同社株は前日に330%超高で取引を終え、この2日間で1100%上昇した。香港警察は12日未明、同社創業者の黎智英(ジミー・ライ)氏を保釈した。
NZ株は1.36%安、6週間ぶりの安値をつけている。ほぼ全銘柄が下落。消費者サービス関連が大幅安。観光サービス会社のツーリズム・ホールディングスは7.4%安と下落率トップ、アウトドア用品販売のカトマンズ・ホールディングスは4.2%安、ニュージーランド航空は4.1%安。
同国で11日、102日ぶりに新型コロナウイルス感染者が確認された。感染が確認されたのは最大都市であるオークランドに住む一家4人。感染経路は不明。これを受けて、NZ政府はオークランドで3日間のロックダウンを実施すると発表した。ただ、専門家によると、感染源が早く見つかる可能性はとても低く、ロックダウンは少なくとも1週間は続くだろうとして、バーやレストランの閉鎖の可能性もあると指摘している。ほかの学者は、オークランド以外で既に感染が広まってる可能性があると述べている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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