総じて上昇、石油株などに利益確定売りも=欧州株概況
きょうの欧州株式市場は総じて続伸の展開に。となった。終値は、FTSE100指数が前営業日比82.96ポイント高の5771.16ポイント、仏CAC40指数が前営業日比67.52ポイント高の4499.82ポイントとなっている。フランクフルト(独)市場は、DAX指数が前営業日比126.70ポイント高の1万0000.96ポイントとなっている。
主要3指数はいずれも1%台の上昇と、FTとCACの上昇率が4%を超えた昨日に比べると買いが穏やかも、総じて堅調な地合い。
米国の2兆ドル規模の景気対策期待で米株が3営業日連続での上昇となっており、世界的な株の支えとなっている。ECBが無制限の債券購入が可能となるOMT導入に動いていることなども支えに。
独ダックスはテクノロジー、公益などがしっかり。個別銘柄では昨日も上昇が目立ったエンジン大手MTUエアロエンジンズが12%超の上昇。昨日は売りが出たセメント大手ハイデルベルグ、システム大手SAPなどが強い。インターネット支払いシステムなどのワイヤカードが軟調。ドイツ銀行、フォルクスワーゲンなども頭が重い。
英FTは昨日まで買いが目立った石油株に売りが入る展開で上値を押さえられた。銀行大手HSBCも大きく売られている。一方でたばこ大手のブリティッシュアメリカンタバコ、アルコール飲料のディアジオなどが軟調。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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