ドル円が再び買われる、来週の日銀会合で追加緩和議論の思惑=ロンドン為替概況

今日の為替 

ドル円が再び買われる、来週の日銀会合で追加緩和議論の思惑=ロンドン為替概況

 10日のロンドン市場は、方向性を見出しにくい展開となっている。ポンドやユーロが上値を試す動きで始まったが、前日高値を抜け切れず反落。一方、下押しも限定的な動きにとどまっている。ポンドドルは1.23台、ユーロドルは1.10台での上下動。クロス円も高値を伸ばしたあとは反落。ポンド円は132円台、ユーロ円は118円台半ばで神経質に振れた。きょうから英議会が休会に入っており、新しい動きはでていない。この日発表された5-7月の英ILO雇用統計では失業率が3.8%に再び低下し、最低水準に並んだ。賃金上昇は前年比4%の高い伸びを示した。発表前には売りが優勢だったポンド相場を下げ渋らせている。英議会休会に加えて、12日にECB理事会を控えており、模様眺めムードが漂った。欧州株は調整売りに押されるも、為替市場は大きな反応をみせていない。ドル円は107.25レベルまで下げたあとは107.30台での揉み合いに。しかし、関係筋が来週の日銀決定会合での追加緩和の議論の可能性を示唆したことで、一時107.49レベルと東京高値に迫る場面があった。マイナス金利深堀など、今後の話題として市場に取り上げられそうだ。

 ドル円は107円台前半での取引。東京市場で107.50レベルの高値をつけたあとは、上値重く推移している。ロンドン序盤には米債利回りの低下、欧州株の軟調な動きとともに107.25近辺まで軟化したが、その後は107.35-40レベルへと下げ渋っている。この日は欧州通貨に方向性が欠けており、ドル円も小動き。しかし、取引中盤に関係筋情報が報じられた。来週の日銀決定会合で、追加緩和についての議論によりオープンだとしている。世界経済成長の早期回復に悲観的なことが背景。マイナス金利の深堀をはじめ、その他の選択肢も排除せずとした。会合での議論は最終段階まで結論がでてこないだろう、ともしていた。ドル円は一時107.49レベルと、東京市場の高値に一時迫った。

 ユーロドルは1.10台前半での取引。序盤は米債利回り低下とともに上値を試し、1.1060レベルまで上昇した。その後は売り戻されて、1.1033レベルに本日安値を広げている。前日の上昇に調整が入る動きとなっている。ユーロ円は序盤に118.77レベルまで買われたあとは、118.38レベルまでの反落。東京市場からはレンジを広げたものの、方向感に欠ける振幅にとどまっている。12日にECB理事会を控えており、模様眺めムードが漂った。ショルツ独財務相は、新たな債務を増やさず堅固な予算を提出するとしている。

 ポンドドルは1.23台半ばでの取引。序盤は買いが優勢となり、高値を1.2380レベルに広げた。その後は売り戻されて安値を1.2307レベルに更新。上下動は激しいものの再び1.23台半ばへと戻している。ポンド円は132.90レベルを高値に、132.02レベルを安値に振幅したが、132円台半ばへと戻している。英議会が休会に入っており、新規材料がでてこない。の日発表された5-7月の英ILO雇用統計では失業率が3.8%に再び低下し、最低水準に並んだ。賃金上昇は前年比4%の高い伸びを示した。ポンドの下落は一服したが、その後の上値追いの勢いには欠けている。コービン労働党党首は離脱延期後の総選挙を意識して、ジョンソン政権に対する批判を浴びせていた。次期EU委員長のフォンデアライエン氏は、英国と極めて良好な貿易協定を結ぶことが重要だと述べた。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

出所: minkabuPRESS

為替ニュース/コラム

一覧を見る

注目ニュース

新着ニュース

主要通貨レート

直近24時間の重要経済指標

Pick Up 雇用統計 FOMC