ドル円は堅調地合いを維持、黒田発言で振幅も値幅限定的=東京為替概況
ドル円は堅調地合いを維持、黒田発言で振幅も値幅限定的=東京為替概況
昨日の米中通商協議再開を好感したドル買い円売りに加えて、米ISM非製造業景気指数の好結果も支えとなり、昨日のNY市場で107円台を付けたドル円。少し調整が入って東京朝を迎え、東京市場で再びの107円台に。
もっとも今晩の米雇用統計を前に、107円台からの買いなど、積極的な取引には慎重姿勢が見られた。
黒田日銀総裁が日経新聞のインタビューでマイナス金利の深堀は選択肢の一つと発言したことで円売りが入った場面でも107円10銭近辺まで。長期金利の低下を懸念する発言もあり、その後は106円台に戻すなど、ドル買い円売りは続かず。
ユーロドルは1.10台前半でもみ合い。来週のECB理事会を前に頭の重い展開が続くが、1.10割れには慎重姿勢も見られる。
昨日の海外市場で連日のポンド買いが目立ったポンドドルは、この時間帯は小動き。堅調地合い維持も、上値を追う動きにはつながらず。
minkabu PRESS編集部 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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