一時調整のドル売りも、値を戻す=東京為替概況
昨日のNY市場でドル円は米政府が対中関税第4弾について一部製品への適用を延期することを発表したことなどを受けて107円手前までドル高円安が進んで迎えた東京市場。朝方は106円台後半での推移も、実需売りの動きなどから値を落とし、朝方106円30銭割れまで。人民銀行が対ドル基準値設定を10営業日ぶりに元高に設定すると、動きが少し落ち着いて106円台半ばに。もっともオフショア人民元がすぐに元安への動きを見せたこともあり、その後再びドルエス円高が強まり、昼前に106円20銭台を付ける動きを見せた。もっとも午後に入ってドル円は反発。106円60銭台を付ける動き。ユーロドルが1.1160台を付けるなどドルは全般に堅調。クロス円も堅調で、円安の動きも。中国が9月の協議に前向きなどの報道がドル円やクロス円の支えとなった。
豪ドルは中国の対ドル基準値元高設定などを受けて0.68台を回復も、11時の中国小売売上高、設備投資などの弱さを受けて売りが出て0.6780割れを付ける動きに。
ユーロやポンドは対ドルでは目立った動き無くもみ合い、対円ではドル円同様に朝方は売りが優勢でユーロ円は119円台から118円70銭台まで下落も、その後119円10銭近辺を回復するなど円安の動きに。
minkabu PRESS編集部 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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