アジア株は大幅続落、人民元が最安値 韓国株は16年以来の安値
東京時間11:03現在
香港ハンセン指数 26418.78(-499.80 -1.86%)
中国上海総合指数 2842.58(-25.26 -0.87%)
台湾加権指数 10482.65(-66.39 -0.63%)
韓国総合株価指数 1957.61(-40.52 -2.03%)
豪ASX200指数 6703.60(-64.97 -0.96%)
アジア株は大幅続落、米中の対立激化が懸念されている。5日、オフショア人民元が1ドル=7元台に突入、過去最安値をつけた。これを受けてダウ平均は時間外で200ドル安、ドル円は105円台まで下落するなどリスク回避の動きが強まっている。先週、トランプ米大統領は3000億ドル相当の中国製品に対し10%の制裁関税を課すと発表した。また、先週末にもトランプ氏は対中関税について、「米国の消費者にとって、これまでのところ全く負担になっていない」と述べた。
香港株は1.86%安、大規模デモの長期化が懸念されている。香港市内では4日も「逃亡犯条例」改正案をめぐる大規模デモがあり、5日には大規模ストライキが予定されている。キャセイ航空は140便、香港航空は30便が欠航になっている。中国政府は「悪の勢力」だと批判、いつまでも黙っていないと警告した。消費者サービス関連の下げが目立つ。中国東方航空は5.0%安、中国国際航空は4.0%安、キャセイ航空は3.0%安。カジノ運営会社のサンズチャイナ、ギャラクシーエンターテイメントは3.8%安。
韓国株は2.03%安、16年12月以来の安値をつけている。為替市場で韓国ウォンが対ドルで17年1月以来の安値を更新、1200ウォン台に突入。 日本政府は先週、「ホワイト国」から韓国を除外する政令改正を正式に決定した。
執筆者 : MINKABU PRESS
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