リスク警戒感後退も=東京為替概況
ドル円は108円台でしっかりとした動きとなった。米雇用統計の弱さもあり、先週末のNY市場で107円80銭台まで値を落とし、108円20銭近辺まで戻して迎えた週明けの市場。週末に米政府が本日から実施予定となっていたメキシコからの全輸入品に対する関税実施を無期限先送りとしたことで108円台半ば近辺に値を戻して週の取引となった。
その後少し調整が入ったが、午後に入ってドル買いの動きが広がり、ドル円は108円60銭台での推移に。
ユーロドドルは1.1330近辺から1.1303まで。ドル全面高の中、1.1330台から1.1300近くまで値を落とした。
中国の貿易収支で輸出が予想外にプラス圏、輸入が予想以上に減退という流れが重石となったこともあり、豪ドルは対ドルで0.7020近辺から0.6960台まで下落。先週末の雇用統計後の豪ドル高ドル安分を打ち消す格好に。
なお、メキシコペソがしっかり。週末の米国による関税実施無期限先送り報道がペソの買い戻しを誘った。
minkabu PRESS編集部 山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
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