東京株式(前引け)=円安を追い風に続伸も、ファーストリテの影響大
12日前引けの日経平均株価は前営業日比130円52銭高の2万1841円90銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は5億6735万株、売買代金概算は1兆1406億7000万円。値上がり銘柄数は917、対して値下がり銘柄数は1087、変わらずは133銘柄だった。
きょう前場の東京市場は、日経平均が朝高後に伸び悩む展開となったが、前場後半は次第に水準を切り上げる展開となった。外国為替市場で円安が進んだことが全体相場に追い風となった。ただ、日経平均の上昇は指数寄与度の高いファーストリテが大幅高となったことが反映されており、同社株を仮に除くとマイナスとなる勘定だ。値上がり銘柄数も値下がり銘柄数を下回っている。なお、前場の売買代金はオプションSQ算出の関係で1兆1000億円台まで膨らんだ。
個別ではファーストリテイリング<9983>が急上昇、ソフトバンクグループ<9984>も高い。ソニー<6758>も堅調。スペースバリューホールディングス<1448>がストップ高に買われ、コシダカホールディングス<2157>も商いを膨らませ大幅高。ツガミ<6101>、デザインワン・ジャパン<6048>なども値を飛ばした。半面、キーエンス<6861>が軟調、武田薬品工業<4502>も売りに押された。ローソン<2651>が値下がり率トップに売り込まれ、パイプドHD<3919>、エムアップ<3661>なども大幅安。良品計画<7453>も下値模索。
出所:minkabuPRESS 株式情報
執筆者 : MINKABU PRESS
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