円、主要通貨で最も強い通貨になる可能性があるとの指摘=NY為替
NY時間の終盤に入って、ドル円は156円台後半での推移となっている。前日からのリスク回避の円高で、ドル円は東京時間に156円ちょうど付近まで下落していたが、その後は海外時間にかけて買い戻され157円台に戻す場面も見られた。しかし、157円台での戻り待ちの売りオーダーも並んでいるようで上値を抑えられている。
来週は日銀のみならずFRBやECB、カナダ中銀など各国の中銀が政策会合を開催する中、AI関連株の動向とともに、今週の円高が持続するか注目される。
英大手銀のストラテジストからは「円は主要通貨で最も強い通貨になる可能性がある」との指摘が出ている。日本への資金流入拡大や日銀の利上げ観測を背景に、円の見通しが改善しており、今後は主要通貨の中で最も強い通貨になる可能性があるという。
「為替介入がようやく効果を発揮し始めた可能性がある。日本の為替介入への米国の関与も支援材料となり、市場では長年続いてきた円安志向が徐々に後退している」と分析。国際収支統計では日本の金融資産への純資金流入が拡大。金利上昇によって国内市場の投資魅力が高まっているほか、日本株が海外株に対する出遅れを取り戻しつつあることが背景にあるという。また、海外の国債市場では政府債務への懸念が重しとなる一方、日本国債の利回り上昇は国内投資家にとって魅力的になっているとも指摘した。
また、日銀の利上げサイクルは約3カ月に1回のペースへ加速したと見られ、現在1.25%の政策金利は今後さらに0.75%ポイント引き上げられると予想している。さらに、世界的にリスク回避姿勢が強まれば、それは円の支援材料になる可能性があるほか、投機筋はここ数カ月で円ショートポジションを大幅に解消しているとも指摘した。
USD/JPY 156.88 EUR/JPY 175.62
GBP/JPY 209.80 AUD/JPY 110.42
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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