【これからの見通し】淡々とドル高圧力継続、原油安には反応薄 ドル円157円台維持へ
【これからの見通し】淡々とドル高圧力継続、原油安には反応薄 ドル円157円台維持へ
今週は東京市場がシルバーウィークのため休場となるなかで、ドル円相場は157円台を中心とした水準で底堅く推移している。原油相場動向などに神経質な反応を見せる局面はあるものの、緩やかに158円を目指す値動きとなっている。
市場では長期休暇中の政府・日銀によるレートチェックや為替介入への警戒感もあり、円安・ドル買いは慎重に進む流れとなっている。
今週は国連総会に関連した政治動向が話題になっている。トランプ米大統領は日米首脳会談で結束を確認しつつ、対中国には融和的な姿勢も示すなど摩擦を避ける立ち回りをとっているようだ。そのなかで、中東情勢が焦点となっており、イランと米国とのホルムズ海峡開放に向けた協議の進展が期待されている。NY原油先物は足元で88ドル台まで下落するなど、市場は期待感を広げている。
ただ、為替市場では、いわゆる「有事のドル買い」に対する巻き戻しのドル売りは強まっていない。むしろ、前述のようにドル高地合いが淡々と継続している。
米FOMCでの全会一致でのタカ派姿勢に対して、日銀は据え置きを主張する反対票が投じられた経緯がある。日本のタカ派度は米国には及ばないとの印象を市場は持っているようだ。日米金利差に基づいたドル買い圧力は根強いものがある。
本日この後の経済指標は、フランス・ドイツ・ユーロ圏・英国・米国など一連のPMI速報値(9月)が発表される。各国・地域の景況感の差異に市場は一時的な反応を見せる可能性がある。その他には、南ア消費者物価指数(8月)、南ア中銀政策金利、香港消費者物価指数(CPI)(8月)、米MBA住宅ローン申請指数(09/12 - 09/18)なども発表される予定。
発言イベント関連では、ブイチッチECB副総裁、ジグマン・クロアチア中銀総裁、バーFRB理事、レーンECBチーフエコノミストなどの講演やイベント参加が予定されている。OECD経済見通しが公表される。米週間石油在庫統計が発表される。米債券市場では、米2年変動利付債(FRN)入札(280億ドル)、米5年債入札(700億ドル)の結果が注目される。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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