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【本日の見通し】ドル円は介入と見られる動きの余波を意識、日銀会合にも注目

為替 

【本日の見通し】ドル円は介入と見られる動きの余波を意識、日銀会合にも注目
    
 海外市場でドル円は157.98円まで急落する場面が見られた。水曜日(日本時間木曜日午前3時)のFOMCでの金利据え置きを受けたドル売りの流れから、ロンドン市場で163円台前半から162円台に急落する場面が見られるなど、ドル売り円買いの流れが優勢となる中、162.80円前後から一気にドル売り円買いが入り、158円割れを付けた。その後は少し戻すも159円台で東京朝を迎えるなど、ドル安円高圏の動き。公式の発表はないが、日本の通貨当局によるドル売り円買い介入が入ったと見込まれている。本日19時に月次の外国為替平衡操作の実施状況が示されるが、今回の公表対象期間が7/29日までとなり、昨日分は来月末となるというタイミングも、介入見通しに一役買っている。
  
 実施主体が日本銀行で「日銀介入」と呼ばれるものの、介入は財務省の主管であり、決定権者は財務大臣となるため、実施の決定に日本銀行は関与していない。とはいえ、日銀金融政策決定会合の1日目というタイミングでの介入実施は市場の予想外であり、サプライズとなったことも大きな動きにつながった。
  
 ドル円はこの後どこまで戻すのかがポイントとなる。連日の介入実施の可能性も意識されるため、戻りは鈍いものとなる可能性がある。
  
 本日昼前後に結果が発表され、15時半から総裁会見が行われる日銀金融政策決定会合にも注目。6月に利上げを実施した直後だけに、今回は据え置きで見通しが一致している。ただ、今回は日本銀行による経済・物価情勢の展望(展望レポート)が発表される回に当たっている。経済成長見通しの上方修正が見込まれる一方、物価見通しについては前回4月の展望レポートが夏季の電気・ガス料金補助の決定前で計算に入っていない分、下方修正が見込まれている。ただ、原油高の再燃もあって、物価見通しは横ばい程度にとどまる可能性もある。経済見通しの上振れや物価見通しの横ばいとなれば、利上げのハードルが下がる分、円買いが強まる可能性がある。植田総裁の追加利上げに向けた姿勢も合わせて注目したい。
  
 ユーロドルはドル安の中で1.15台前半まで上昇してきた。米FOMC後のドル安の流れもあり、堅調な地合いを維持すると見込まれる。1.1500ドル前後がいったんしっかりとなりそう。
  
 ユーロ円は187円台から182.13円まで急落を見せた。その後184円台を回復。ドル円の上値が重くなりそうだが、ユーロドルがしっかりしている分、もう少しの戻りがありそう。185.00円前後が重くなるかどうかがポイントとなる。
  
 ポンドドルもドル安を受けて大きく上昇し、1.33台前半から1.3470ドル台を付けている。昨日の英中銀金融政策会合(MPC)は市場予想通り政策金利を据え置いた。投票は6対3となり、利上げ主張が1名増えたが、総裁の様子見姿勢もあり、追加利上げ期待はそれほど高まっていない。とはいえ、この後もドル安の流れから、しっかりした動きが期待される。1.3420/30ドルがサポート水準として意識される。
  
 ポンド円はロンドン朝の218.69円から212.37円までの大きな下げとなった。対ドルでのポンドの堅調さもあって、その後215円前後を付けるなど戻りもしっかり出ているが、この後の戻りでは売りが出る展開を見込んでいる。
  
MINKABUPRESS 山岡

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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