【これからの見通し】有事のドル買いと日本売りがどこまで進むか
【これからの見通し】有事のドル買いと日本売りがどこまで進むか
週末の米国とイランとの対立激化による有事のドル買いと、通信社報道をきっかけとした円売りがどこまで続くかがポイントとなる。
中東情勢については、前向きな動きが期待されていたところに、対立激化が報じられたことで、東京市場の朝方に有事のドル買いが進む展開となった。もっとも、午前中にドル高が一服すると、その後はもみ合いに転じた。中東情勢への警戒感は継続しているものの、今後の情勢待ちという印象だ。
午後には通信社ロイターが政府関係者筋からの情報として、先週金曜日の片山財務相による「GPIFなどの国内投資を後押し」という発言について、GPIFの構成比率の変更は想定していない、骨太ショックの鎮静化が主眼と報じた。GPIF関連の発言は海外勢を中心に今後への期待感につながるかたちで迎えられただけに、円安、債券安(利回り上昇)、株安の反応となった。もっとも10年債利回りは発言を受けての2.87%台から2.73%台までの低下に対し、2.79%までの反発にとどまり、日経平均も発言後に300円ほど下げたものの、発言前に付けていた安値には届かず、反応は限定的にとどまっている。この後、海外市場でどこまで反応が続くかがポイントとなる。
円高の流れが一服しており、この後は161.80/90円前後がしっかりとなる可能性があるが、先週付けた162.84円を意識して、162円台後半はやや重くなる展開を見込んでいる。
ユーロ円などクロス円は基本的にしっかりとした展開を見込んでいる。ただ、中東情勢への警戒からリスク回避の円買いが入るようだと、上値が重くなりそうだ。
ユーロドルは1.1400ドルを挟んで方向性を探る展開か。上下ともにやや動きにくくなっている印象。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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