【これからの見通し】米FOMCと原油動向に注目
【これからの見通し】米FOMCと原油動向に注目
原油相場が再び波乱材料となっている。中東情勢の進展が遅々として進まないことにマーケットは警戒感を高めている。イランによる新提案はホルムズ海峡の開放に主眼を置いており、核廃棄については後回しとなっている。トランプ米大統領はイランからの新提案を懐疑的に見ていると報じられている。今後の米国側の反応・対応策が注目される局面になっている。原油相場が中東リスクを映す鏡となっている。
そのなかで本日は米FOMCの結果発表およびパウエル議長会見が予定されている。市場では政策金利の現状維持が確実視されている。焦点は、パウエル議長による任期中会合で最後の会見および声明文における経済評価となろう。イラン情勢に起因するエネルギー価格上昇に伴うインフレ懸念と、景気減速リスクの狭間で、FRBがどのような金融政策スタンスを示すのかが注目される。
市場は、FRBが「高金利維持」姿勢を堅持するのか、あるいは景気配慮を示唆しタカ派姿勢を緩和するのかを見極めようとしている。結果そのもの以上に、今後の政策の方向性を左右し得る声明文の微細なニュアンスが、債券・株式市場の反応にどのようにつながるのかを見極めることとなる。
この後の海外市場で発表される経済指標は、トルコ雇用統計(3月)、ユーロ圏マネーサプライM3(3月)、ユーロ圏景況感指数(4月)、ユーロ圏消費者信頼感(確報値)(4月)、ドイツ消費者物価指数(速報)(4月)、米MBA住宅ローン申請指数(04/18 - 04/24)、米耐久財受注(速報値)(3月)、米住宅着工件数(3月)、米卸売在庫(速報値)(3月)、カナダ中銀政策金利(4月)、米FRB政策金利(FOMC)(4月)など。
発言イベント関連では、マックレム加中銀総裁記者会見、パウエルFRB議長記者会見、米週間石油在庫統計、マイクロソフト、アルファベット、メタ、アマゾンドットコム、フォードなどの米主要企業決算などが予定されている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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