【本日の見通し】有事のドル買い続くか、ドル円は160円台に乗せ、介入警戒も上値トライ意識
【本日の見通し】有事のドル買い続くか、ドル円は160円台に乗せ、介入警戒も上値トライ意識
先週末の市場でドル円は節目の160.00円を超えて上昇した。節目手前の売りに上値を抑えられる展開が続いていたが、いったん少し下げた後、イスラエルによるイランの重水炉への攻撃報道などをきっかけに有事のドル買いが強まり、大台を超えるとストップロス注文などを巻き込んで上昇した。
160円台に乗せた後は、大台を維持しての推移となっている。160.41円を付けた後、160.30円台とほぼ高値圏で週の取引を終えた。週末にイラン北西部の石油化学施設への攻撃などが報じられたことや、フーシ派(イエメンの親イラン派武装組織)によるイスラエルへの攻撃開始が報じられたことなどがリスク警戒につながり、週明けもドル高の流れが継続。先週末の高値を超える展開となっている。
160円の大台に乗せたことで、日本の通貨当局によるドル売り円買い介入への警戒感が高まる。ただ、円安というよりも、有事のドル買いによるドル全面高であり、介入効果がそれほど高くないこと、投機的な動きによる行き過ぎた動きの是正という本来の介入の方針からは少し外れることなどから、実弾介入は難しいのではとの見方もあり、慎重ながらドル高円安の流れが継続すると見込まれる。
ターゲットは2024年7月の高値161.95円。同水準に近づくと介入の可能性がもう一段高まるとみられており、慎重な動きが見込まれる。
ユーロドルはドル高を受けて1.1500ドルを割り込んできた。先週末のドル高進行局面では1.1502ドルまでと大台を維持していたが、週明けも続くドル高により、もう一段の下げとなっている。13日に付けた1.1411ドルがターゲットとなりそう。
ユーロ円は先週末にドル円が160.00円を超えて上昇したことを受けて184.65円まで上値を伸ばした。週明けは対ドルでのユーロ売りもあってやや売りが出ている。ドル主導の展開で方向性のはっきりしない展開が続く。ドル円が160円台を維持する展開が続くようだと、ユーロ円も下がったところでは買いが出る展開となりそう。
ポンドドルはドル高を受けて1.3240ドル台まで下げている。1.3500ドル手前の重さもあって、戻りでは売りが出る展開が見込まれる。13日の安値1.3219ドル前後を割り込むと、もう一段の下げとなりそう。
ポンド円はポンド安と円安が交錯して不安定な動き。213円台の重さが意識されており、戻りでは売りが出る展開か。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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