欧州天然ガス急騰でECBの利上げ観測が浮上=NY為替
イラン攻撃に端を発した中東情勢の混迷で、為替市場はドル高が強まる中、ユーロドルは売りが加速。一時1.1530ドル付近まで急落し、200日線を一気に下抜けている。200日線を下回るのは約1年ぶり。
イランが中東諸国に報復攻撃を仕掛けており、カタールでは液化天然ガス(LNG)および関連製品の生産が停止されている。これを受けて欧州の天然ガス先物価格の急騰しており、僅か2日間で70%超急騰している。
これを受けて、ECBの金利見通しにも影響を及ぼしており、変化幅は小さいものの、短期金融市場では年内の利上げの可能性を織り込む動きが出ている。イラン攻撃前までは据え置きかあっても利下げシナリオだった。現在は12月までに約8%ポイントの確率で利上げが織り込まれている。
エネルギー価格の長期的な上昇圧力がもたらす影響については、仮に紛争が短期的に終結したとしても、価格が再び低下するまでには時間を要する可能性があるとの見方も出ている。
EUR/USD 1.1614 EUR/JPY 183.09 EUR/GBP 0.8699
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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