ドル円、156円後半に上昇 強い雇用指標で=NY為替序盤
きょうの為替市場、NY時間に入ってドル高が強まっており、ドル円は156円後半に上昇している。先ほど発表の米新規失業保険申請件数が19.9万件と予想以上に強い労働市場を示したことに反応している。ホリデーシーズン特有の変動が際立つ形だが、本邦勢は正月休みに入り、海外勢も年末で市場参加者が少なくなる中、敏感な反応を見せている模様。
ただ、ドル円は短期的に下値リスクを警戒した動きが見られている。来年もドル安シナリオが多く、それに日銀の追加利上げ観測が強まるようであれば、150円に向かって下値を試す展開になるリスクを意識しているようだ。
今年のドルは、FRBの利下げや米貿易政策によるドル離れ、米財政政策を巡る懸念などを背景に、年ベースで8年ぶりの下げとなりそうだ。ドル指数は8%超下落し、月次でも2カ月連続の下落で今年を終えそうな情勢となっている。
ストラテジストからは「来年も脱ドル化がテーマとして再浮上すれば、ドルは一段と弱含み、今年の第2四半期に見られたような動きが再現される可能性がある」との指摘も出ている。
前日は12月分のFOMC議事録が公表されていたが、追加利下げを示唆する内容の一方、インフレと失業のどちらが米経済にとってより大きなリスクなのかを巡り、委員の間で大きな意見の隔たりがあることが示されていた。それもドルにとってはマイナス要因。
なお、短期金融市場では、1月のFOMCは据え置きの確率が85%程度、3月まででも五分五分といった状況に変化はない。
このあとの日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は155円に観測されている。
31日(水)
155.00(5.8億ドル)
5日(月)
154.65(9.7億ドル)
155.00(13.8億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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