ポンド、リスク選好の動向に左右されやすい状況=NY為替
きょうのポンドドルはNY時間に入って戻り売りが強まっており、1.34ドル台に値を落としている。一時1.3450ドル付近まで下落。一方、ポンド円も上値が重く、210円半ばに値を落とす展開。
今週は重要な経済指標がほとんどなく、ポンドは市場全体のリスク選好の動向に左右されやすい状況。月末のリバランスに伴うフローも相場に影響を与える可能性があるが、アナリストはその大半はすでに消化されているとの見方を示している。
ポンドドルはドル安を背景に年初来で8%上昇の一方、対ユーロでは5%下落している。11月の英予算案が懸念ほど悪化しなかったことを受け、投資家はポンド安を見込むポジションを縮小しているが、来年にかけて英中銀が追加利下げに踏み切るとの見方はポンドの上値を抑える要因となり得ると指摘している。
GBP/USD 1.3469 GBP/JPY 210.61 EUR/GBP 0.8729
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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