ユーロ、対ドルでの割安感から安定化の可能性=NY為替
ユーロドルは、NY時間に入ってドル安が優勢となっていることで買い戻されており、1.16ドル付近まで回復している。本日の21日線が1.1595ドル付近に来ており、その水準での推移。明日以降21日線の水準を回復できるようであれば、9月中旬以降の下げトレンドの転換が期待できるが、その可能性はまだ高そうにはない。一方、ユーロ円は178.75円付近まで上昇しており、ユーロ発足以来の高値に並ぶ動き。
ユーロは最近の対ドルでの下落から安定化する可能性があるとの指摘がアナリストから出ている。割安に見えるためだという。同アナリストの短期適正価値モデルによると、ユーロドルは約1%割安な水準に留まっており、これはドルの最近の上昇が金利や株式の格差といった市場要因で正当化できる水準を超えているという。
ただし、ユーロは有意な回復材料が不足しており、米政府機関閉鎖終了の可能性がドルに与える影響も不透明だと指摘。同アナリストは、ユーロドルが1.15ドルを上回って推移し、現在の1.16ドル近辺で安定化すると見ているという。
EUR/USD 1.1597 EUR/JPY 178.65 EUR/GBP 0.8801
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。





