ECB理事会は予想通りに据え置き 利下げサイクルの終了を再確認=NY為替
きょうのユーロドルは下値を切り下げており、1.15ドル台半ばまで下げ幅を広げている。100日線と21日線を下放れる展開が見られており、早期に戻せないようであれば、7月末から8月初めにサポートされた1.14ドルを試す展開になりそうな気配が出ている。一方、ユーロ円は178円台後半まで一時上昇し、ユーロ発足以来の高値を更新。ユーロ安以上に円安が優勢となり、ユーロ円を押し上げている。
本日はECB理事会が開催され、大方の予想通りに3会合連続の据え置きとなった。ラガルド総裁は会見で「コアインフレは2%目標と整合。成長に対する下振れリスクの一部は緩和された」と述べていた。「ECBは現在、好位置にある」とも述べ、いまは追加行動は不必要との認識を示唆している。
市場ではECBの利下げサイクルは終了との認識が広がっており、その見方を再確認する内容ではあった。
EUR/USD 1.1563 EUR/JPY 178.19 EUR/GBP 0.8795
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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