朝のNZCPIはややしっかり、円安進行もあり、朝は上昇、その後反落=オセアニア為替概況
朝のNZCPIはややしっかり、円安進行もあり、朝は上昇、その後反落=オセアニア為替概況
20日の市場で豪ドルドルは先週金曜日海外市場での豪ドル高ドル安の流れが継続し、朝方0.6515を付けた。もっとも先週半ばを上値を抑えた0.6515/25の抵抗水準を超えきれず、昼過ぎにかけて0.6500前後まで下げている。米中関係の改善期待が先週末からの豪ドル高につながっている。豪州は対中輸出が輸出全体の36.6%(2023年)と相当に大きな位置を占めており、米中関係の悪化は豪経済に深刻なダメージを与える可能性があることから、警戒材料となっている。
NZドルドルは朝に発表された第3四半期消費者物価指数(CPI)が前期比で予想を超える伸びとなり、対ドルでの買いを誘って0.5743を付けた。その後0.5740ばさみと高値圏での落ち着いた推移。
豪ドル円も対ドル同様に朝はしっかり。明日の日本の首相指名選挙で、高市自民党総裁の首相就任の可能性が高まったことで、高市トレードでの円売りが強まったことも豪ドル円を押し上げた。先週末終値の97円85銭から98円48銭まで上値を伸ばした。その後は対ドルでの豪ドルの売りと、ドル円の下げ両面から下げ97円台となっている。
NZドル円は朝のNZCPIを受けた上昇と円安の進行に86円79銭まで上昇。その後対ドルでは高値圏維持も、円安の一服で86円30銭台を付けている。
*今週の主な予定と結果
豪州
なし
NZ
10/20 06:45 消費者物価指数 (2025年 第3四半期) 結果 1.0% 予想 0.9% 前回 0.5% (前期比)
10/20 06:45 消費者物価指数 (2025年 第3四半期) 結果 3.0% 予想 3.0% 前回 2.7% (前年比)
10/21 06:45 貿易収支 (9月) 前回 -11.85億NZドル (貿易収支)
MINKABUPRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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