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アジア株 アリババ急騰、高性能AI半導体開発 中国はトランプ関税混乱に乗じて脱米依存を加速

株式 

アジア株 アリババ急騰、高性能AI半導体開発 中国はトランプ関税混乱に乗じて脱米依存を加速

東京時間14:01現在
香港ハンセン指数   25528.17(+450.55 +1.80%)
中国上海総合指数  3862.65(+4.72 +0.12%)
台湾加権指数     23970.06(-263.04 -1.09%)
韓国総合株価指数  3140.98(-45.03 -1.41%)
豪ASX200指数    8931.40(-41.68 -0.46%)
インドSENSEX30種  80102.88(+293.23 +0.37%)

アジア株はまちまち。

香港株は大幅続伸、アリババ主導でハイテク関連に買いが集中。アリババがより高度なAI半導体を開発したとWSJが報じている。四半期決算の利益が前年同期比78%急増したことも好感されている。

中国政府が米半導体への依存度を低減する中でのアリババ高性能半導体開発は、中国政府が米国に対抗するため国産技術を加速させる決意の表れだ。中国政府は2027年までにAI半導体の国内自給率を70%超に引き上げる方針を示している。米規制が皮肉にも中国国内の半導体技術の成長を加速させる結果となっている。

アリババは17%超高、2022年3月以来の日中上昇率を記録。昨年3月以来の高値をつけている。バイドゥやJDドットコム、シャオミ、ネットイース、テンセントホールディングス、レノボなどほかのハイテク関連も上昇している。

上海株は上昇も上値は重い。カンブリコンの下げを受け半導体関連が軒並み下落している。

中国版エヌビディアとも呼ばれる中国AI半導体設計大手カンブリコンは続落。カンブリコンは株価がファンダメンタルズから乖離するリスクがあるとして、投資家に大きなリスクに直面する可能性があると警告している。ただ、売り一巡後は下げ渋っている。ゴールドマンサックスは株価目標を先週1835元に引き上げたばかりだが、2104元にさらに引き上げた。

不動産不況を受け当局の早期追加支援策の必要性が高まっている。ただ、中国株はAI関連を中心に連日上昇、上海株が10年ぶり高値圏にあるため、当局は急いで支援策を打ち出す必要性はないと見ている可能性も。

上海協力機構(SCO)首脳会議がきょう開催、米主導の世界秩序に代わる選択肢を模索する。習近平国家主席は、冷戦的思考、ブロック対抗、いじめ的行為に反対するよう各国に呼び掛けた。同会議にはプーチン露大統領やモディ印首相のほか、イラン大統領やパキスタン首相らも出席、中国はトランプ関税政策の混乱に乗じて脱米国依存を加速させる方針だ。同会議を前に中印首脳はトランプ関税戦争の経済的影響に対処するため関係を構築することを誓った。イラン大統領は西側諸国の一方的な行動に対抗すべき多国間主義の強化を呼び掛けた。

韓国市場では米政府が3年ぶりに半導体特例措置を撤回したことを受けハイテク関連が総じて下落。サムスン電子は2.8%安、SKハイニックスは5%近くも下げている。米商務省は2022年に対中半導体装備制裁を始めたが、サムスン電子とSKハイニックスを「認定エンドユーザー(VEU)」として承認し、規制から2社を免除していた。

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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