ユーロドル、1.16ドル台前半に下落 米大手銀のアナリストは強気姿勢を維持=NY為替
きょうの為替市場は米生産者物価指数(PPI)を受けてドル高が強まっており、ユーロドルは1.16ドル台前半まで値を落としている。21日線は維持しており強気の流れは継続しているものの、テクニカル的には調整が出る可能性も指摘されているようだ。
ただ、米大手銀のアナリストは、米国との成長見通しのかい離を背景にユーロドルの強気姿勢を維持している。1.22ドルを試すのは妥当だと指摘している。理由として、米国の景気減速、根強いインフレ、そしてFRBの独立性への懸念を挙げている。
さらに、同アナリストが予想するエネルギー価格の下落が実現すれば、ユーロ圏の成長を一層下支えする可能性があるという。
EUR/USD 1.1635 EUR/JPY 172.07 EUR/GBP 0.8602
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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