ドル円、147円台半ばまで上げ幅拡大 本日の下げを解消=NY為替
先ほどからドル円の買い戻しが加速しており、147円台半ばまで上げ幅を拡大。本日は東京時間に146円台前半まで一時下落していたが、その下げを解消している。米国債利回りの上げが加速しており、それに追随した動きとなっている。本日の21日線が147.85円付近に来ており、目先の上値メドとして意識される。
朝方発表の7月の米生産者物価指数(PPI)を受けてドル高が強まっており、ドル円の買い戻しを加速させている。米PPIは前月比で0.9%高、前年比で3.3%と予想を大きく上回った。さすがに前日まで高まっていた利下げ期待は後退し、短期金融市場では、完全に織り込んでいた9月の利下げ期待が95%程度の確率まで低下している。それでも利下げをほぼ確実視しているとも言えるが、少なくとも一部で出ている0.50%の大幅利下げは無さそうだ。
米雇用統計から今週のインフレ指標を受けてFRBは、どう判断するのか悩ましい状況に追い込まれているが、その点については来週のワイオミング州ジャクソンホールで行われるFRBの年次総会待ちといたところかもしれない。
USD/JPY 147.46 EUR/JPY 171.80
GBP/JPY 199.70 AUD/JPY 95.73
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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