アジア株 豪州除き、総じて堅調 豪銀最大手CBA急落
アジア株 豪州除き、総じて堅調 豪銀最大手CBA急落
東京時間14:13現在
香港ハンセン指数 25448.79(+479.11 +1.92%)
中国上海総合指数 3686.34(+20.42 +0.56%)
台湾加権指数 24347.16(+188.80 +0.78%)
韓国総合株価指数 3218.48(+28.57 +0.90%)
豪ASX200指数 8841.80(-39.00 -0.44%)
インドSENSEX30種 80433.06(+197.47 +0.25%)
シンガポールST指数 4264.32(+43.60 +1.03%)
クアラルンプール 総合指数 1585.14(+17.24 +1.10%)
NZSX 浮動株50 トータルリターン 12798.99(+39.31 +0.31%)
アジア株は豪州を除いて総じて堅調。前日の米株高を好感した動きとなっている。
トランプ関税の影響が警戒された米消費者物価指数(CPI) はコアの伸びが予想を上回ったものの、財部門の伸びが限定的にとどまった。これにより米関税の影響は限定的との見方から、9月の利下げ期待が強まり、株高につながった。ベッセント米財務長官は「今考えるべきことは9月に50bpの利下げを検討すべきかどうかだ」と発言しており、大幅利下げの期待も含めた米株の上昇が見られる中で、13日アジア市場でも豪州株を除いて株高が進む展開。豪州株は決算を受けて大きく売りが出た大手銀行と公益の下げが重石となった。
香港株は上昇して始まり、その後上げ幅を大きく拡大。ドルに対する管理通貨制度ドルペッグ制を採用している香港は、米国の政策金利の変化に基本的に追従する形となるため、米国の大幅利下げが実施されると、香港の金利も同様に低下する。金利低下を期待した香港株高が進む展開となっている。中国・米国で事業を展開する食肉会社WHグループ、製薬会社翰森製藥、光学機器のサニーオプチカルなどが堅調。カジノ関連に売りが見られ、ギャラクシーエンターテインメント、サンズチャイナが軟調。
中国本土株もしっかり。通信ネットワークのフォックスコン、金属採掘の紫金鉱業などが買われた。酒造大手貴州茅壷酒が軟調。
豪ASXは銀行・公益が軟調。銀行大手コモンウェルスは決算での利益がほぼ予想通りとなった。2023年2月以来となるコンセンサス予想の上方修正が見込まれない発表となり、市場に失望感が広がる形で、午前中に167ドル台を付けた。その後少し戻すも4.6%安と大幅安。NAB、ウェストパックなども軟調。 電力・ガスなどの小売を手掛ける総合エネルギーのオリジンエナジーなども弱い。

執筆者 : MINKABU PRESS
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