トランプ30%関税ショックは一時的、ユーロ相場は値を戻す=ロンドン為替
トランプ30%関税ショックは一時的、ユーロ相場は値を戻す=ロンドン為替
週明けオセアニア市場ではユーロ売りが強まって取引を開始した。トランプ米大統領が「EUとメキシコに30%関税警告、より良い条件で交渉できない場合8月1日から適用」としたことがユーロ相場を直撃していた。ユーロドルは一時1.1651レベルまで急落した。
しかし、その動きは続かず。東京午前中にはユーロドルは1.1698レベルまで反発、先週末NY終値1.1689レベルをわずかに上回った。その後は再び上値が重くなり、ロンドン朝方には1.1650台まで下押しされた。ロンドン時間に入ると独30年債利回りの上昇を手掛かりに買い戻しが入り、1.16台後半での推移に落ち着いている。
フォンデアライエンEU委員長は、米国と引き続き協議を続けるが、同時にさらなる対抗策も準備する、としている。イタリア外相は、米国との合意が成立しない場合の備えて、EUは210億ユーロ相当の報復関税リストを準備済みと表明した。そのなかで、EU貿易担当のセフコビッチ氏は、本日中に米国側と協議を行う、としており、一縷の望みをつないでいる。
EUR/USD 1.1683 EUR/JPY 172.03 EUR/GBP 0.8668

執筆者 : MINKABU PRESS
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