ダウ平均は続伸 停戦合意で中東情勢への懸念和らぐ=米国株序盤
NY株式24日(NY時間11:24)(日本時間00:24)
ダウ平均 42986.90(+405.12 +0.96%)
ナスダック 19896.90(+265.93 +1.37%)
CME日経平均先物 38765(大証終比:-45 -0.12%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。トランプ大統領がイランとイスラエルの間で停戦が合意したと発表し、中東情勢への懸念が和らいでいる。原油相場も一時64ドル台まで急速に下落。
しかし、合意の報道があってすぐに、イスラエルはイランからミサイルの発射があったことを検知し、イスラエルもイランに空爆を行った。標的はレーダー施設との報道も流れており、依然として情勢は流動的ではある。
アナリストは「中東情勢を完全に後ろに置くには時期尚早だが、本日は地政学的な嵐の後の虹を楽しむために、ひとまず安堵のひと息をつくはずだ。原油急落は、市場が次の段階に進むことへの強い期待を反映している」と述べていた。
ただし、米国株は年初来で依然として世界の株式市場をアンダーパフォームしており、トランプ大統領による主要貿易相手国への関税政策など不透明な経済見通しが影響している。
一方、本日はパウエルFRB議長の下院での議会証言が行われており、先週のFOMC同様に利下げを急がない姿勢を示していた。しかし、インフレが低下し、労働市場が弱ければ利下げも可能との柔軟性も示している。ただ、6、7月のデータは関税の影響でインフレが上昇する可能性に言及していた。
配車サービスのリフト<LYFT>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を21ドルに設定した。前日終値よりも40%高い水準。
配車サービスのウーバー・テクノロジーズ<UBER>が上昇。同社は本日アトランタでアルファベット<GOOG><GOOGL>傘下のウェイモの自動運転車による配車サービスの提供を開始する。
eコマースでのペット用品販売を手掛けるチューイー<CHWY>が下落。親会社のBCパートナーズが保有する同社株10億ドル相当を売却すると発表。売却価格は1株41.95で前日終値よりも低い水準。
リフト<LYFT> 15.81(+0.86 +5.72%)
チューイ<CHWY> 42.87(-0.49 -1.13%)
ウーバー<UBER> 92.22(+6.98 +8.19%)
アップル<AAPL> 201.33(-0.17 -0.08%)
マイクロソフト<MSFT> 490.45(+4.45 +0.92%)
アマゾン<AMZN> 213.60(+5.13 +2.46%)
アルファベットC<GOOG> 168.76(+2.75 +1.65%)
アルファベットA<GOOGL> 167.80(+2.61 +1.58%)
テスラ<TSLA> 343.92(-4.76 -1.37%)
エヌビディア<NVDA> 147.03(+2.86 +1.98%)
メタ<META> 707.00(+8.47 +1.21%)
AMD<AMD> 136.85(+7.27 +5.61%)
イーライリリー<LLY> 769.46(-1.18 -0.15%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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