【本日の見通し】ドル安基調継続か
【本日の見通し】ドル安基調継続か
昨日の海外市場、ロンドン市場でユーロドルが主導してドル安が優勢になると、米生産者物価指数のコアが予想を下回る伸びとなるなど、弱く出たことでドル売りが強まり、143円19銭を付けた。その後いったん143円90銭台まで買いが入ったが、戻りが一服した後はドル売りが再開。注目された米30年債入札が好調となったことで、少し反発の場面も、流れを変えるには至らず、再び売りが強まる展開となっている。
この後もドル売りが優勢な展開が見込まれる。トランプ関税への警戒感もあり、ドル買いに慎重な動きが見られるほか、中東情勢緊迫化がドル売りにつながる展開。ドル円は戻りで売りが出る展開が見込まれる。
もっとも、週末越しのポジション維持には慎重と見られ、下押しも限定的か。143円台を中心とした推移を基本に、下方向のリスクをにらむ展開を予想する。
ユーロドルはしっかりの展開。先週のECB理事会後の利下げ打ち止め感が支えとなっている。流れはまだ上方向も、高値警戒感もある。下がると買いが出る流れか。
ドル主導でユーロ円はやりにくさがある。ユーロ単体での買い意欲が支え。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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