【本日の見通し】方向性を探る展開
【本日の見通し】方向性を探る展開
日替わりでの動きが続いている。昨日の海外市場ではドル高が優勢となった。ドル売りとなった月曜日と大きく状況が違ったというわけではなく、ポジション調整などが主体と見られる。トランプ関税への警戒感が継続し、先行き不透明感が強い中で、上下ともにはっきりしない展開が続いている。米JOLTS求人件数が予想外に前回から増加したことなどがドル買いの材料となったが、発表直後の反応はそれほど大きなものではなかった。
昨日の上昇で一時144円台まで上昇したドル円であるが、145円超えまで一気に上昇するほどの勢いはないとみている。今晩のADP雇用者数やISM非製造業景気指数をにらみつつ、落ち着いた動きとなりそう。月曜日のISM製造業景気指数が弱かっただけに、同非製造業景気指数も予想を下回った場合、ドル売りが強まる可能性がある。
ユーロドルは1.1360台まで売りが出て、月曜日の上昇分をほぼ打ち消した。こちらもドル円同様に方向性を探る展開が見込まれる。下がると買いが出る展開となりそう。
ユーロ円は比較的しっかりした動き。ダウ平均が4日続伸となっており、リスク警戒後退の流れが円売りにつながったとみられる。この後も下がると買いが出る展開か。
MINKABUPRESS 山岡

執筆者 : MINKABU PRESS
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