下落、イランと米国の核開発協議が再開=NY原油概況
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=61.57(-0.46 -0.74%)
停滞しているように見えた米国とイランの核開発協議が再開することが相場を圧迫した。両国は今週末23日にローマで再び交渉する。イラン最高指導者のハメネイ師は、米国との協議は成功しない、トランプ米政権は無意味なことをしゃべるのを止めるべきなどと述べていたものの、協議を続ける構え。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、原油や石油製品の在庫が増加したことも重し。ただ、イスラエルがイランの核施設に対する攻撃を警戒していると伝わったことは懸念要因。
時間外取引で7月限は一時64.19ドルまで急伸したものの、上振れは続かず、じりじりと上げ幅を縮小した。通常取引開始後も足取りは重く、マイナス転換すると61.28ドルまで下げた。
MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。