独連銀総裁 次のＥＣＢ理事会は注意深くなるべき

　ナーゲル独連銀総裁の発言が伝わっており、トランプ大統領の経済政策に関する不確実性が高まっているため、次のＥＣＢ理事会は注意深くなるべきだと述べた。

　総裁は南ドイツ新聞とのインタビューで、ユーロ圏の金融政策の決定の難しさなど、新米政権がもたらす課題について強調した。「金融政策の決定に関しては慎重で、すぐに変更される可能性のある特定の発表を過度に強調して過剰反応しないことが重要だ」と述べた。

　市場はＥＣＢが４月の７回目の利下げに続き、来月も追加利下げが実施されると予想している。６月の理事会では成長とインフレの鈍化を示す最新の四半期見通しが発表される見込み。