ドル全面高、リスク選好で「米国買い」ドル円146.19円、ポンドドル3週間ぶり安値

ドル全面高、リスク選好で「米国買い」ドル円146.19円、ポンドドル3週間ぶり安値

ドル買い継続、きのうの米英合意を受け今週末の米中協議進展への期待が高まっている。リスク選好ムードが広がっておりドル全面高、米国買い。ポンドドルは1.3220付近まで下落、きのうの水準を下回り4月17日以来の安値をつけている。来週は英中銀委員の講演が相次ぐ。ベイリー総裁のほか、きのうの会合で50bpの大幅利下げを主張したディングラ氏とテイラー氏も講演もある。

ドル円は146.19円まで上昇、昨日の高値を1銭上回った。きょう発表された日本実質賃金が予想以上のマイナスとなったことを受け、トランプ関税による不確実性と相まって日銀の追加利上げがますます遠のいた。日銀5月会合は想定以上にハト派だった。来週は5月会合の主な意見が公表される。また、第1四半期GDP速報値も発表される、4四半期ぶりマイナス成長が見込まれており、ドル買いに円売り加速が加わりドル円は来週さらに上昇する可能性。